叱ってもらうことのありがたさ | 春は花

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叱ってもらうことのありがたさ

11月になりました。もう完全に秋ですね。
毎年5月1日と11月1日の入制開講式(修行期間の始まり)に臨済宗の僧堂に伺っております。昨日の入制開講式にも参列して参りました。
昨日は『臨済録』についての提唱でした。「真仏無形、真道無体、真法無相」のお話でした。一言で解釈することは難しいですし、私にはそうした解釈をする力はありません。
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綺麗なお庭を眺めながら、「工夫」ができる人(自在に動き、自在に佇むことができる人)となるにはどうすればよいのかに思いを馳せました。やはり、こだわりなどを捨てて行くしかないのだと感じます。意思は持たなければなりませんが、仏や人に教えを受け成長していくためには、反発心やこだわりなどを捨て、素直に受け入れていくことが何よりも大事なのだと思いました。
人は年を経る毎に知らず知らずのうちに独自の「こだわり」が生まれ、人の指摘を素直に聞けないことがあります。私もいろんなこと教わりますが、時々反発心を持つことがあります。しばらく時間が経てば大して気にならないのですが、「叱ってもらうことのありがたさ」に気が付くことの難しさを日々痛感しています。
自分自身を成長させていくためには年齢は関係なく、様々な人々に「叱られる」(「怒られる」とは違う)ことが大切なのだと思います。私は「叱られる」ことを「鋭いツッコミ」だと思っています。自分自身の「ボケ」に対して「なんでやねん!」という気持ちで「鋭くツッコミ」を入れて下さる―――こうしたことにありがたさを感じる心を持ち続けたいと思いました。

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