雨が続きます。暑さが和らぎ、秋の気配を感じるようになってきました。
巡礼の代表と言えば「四国八十八か所」、通称「お遍路さん」です。巡るのは時間とお金の算段がつかず実現できておりません。江戸時代にお遍路へ行く巡礼者が旅の安全を祈願して京都市内の弘法大師様をお祀りする三寺院を巡る風習がありました。「三弘法(さんこうぼう)」といいます。京都の他に名古屋などにもそういった風習があるそうです。
今回、京都三弘法霊場会の主催で「歩こう!三弘法」という企画がなされ、私はその会に参加して参りました。
朝8時30分に東寺さまの御影堂(仮堂)に集合して、そこから仁和寺さまへ、そして神光院さまへと徒歩で巡るという行程でした。当日は天候にも恵まれ、歩くのには最適な気候でした。
【東寺を出発】

【昼に仁和寺へ到着】

【最後に神光院へ】

神光院さまに到着したのが15時40分ごろでした。各寺院の僧侶の方々の先導と解説を聞きながら、弘法大師様の御尊像を拝ませていただきました。
いつもは車や自転車などで通り過ぎてしまうところを歩いてみると、気付くことが多かったです。何よりも、大きな寺院である三弘法のお寺様をじっくりと歩きながら拝ませていただけたことは有難い限りでした。万歩計を見ると3万歩ほど歩いておりました。普段は1万歩ほどですので、普段の三倍ほど歩いたことになります。体力的には疲れましたが、弘法大師さまの御尊像を僧侶の方々、そして参加者の皆様方と拝むことができて気持ちが良い巡礼でした。
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