8月 | 2018 | 春は花

安田念珠店 オフィシャルサイト

春は花

西国霊場巡り(その7・美濃国/満願)

近畿地方は台風が過ぎ去りました。皆様、ご無事だったでしょうか?それにしても今年は地震や大雨、台風と天災が続きます。


6月から続けていました西国三十三所観音霊場巡り、先立って満願致しました。西国三十三番札所の谷汲山華厳寺にお参りした様子をご紹介します。
【仁王門】
山門(華厳寺)
【参道】
参道(華厳寺)
【本堂への階段】
本堂への階段(華厳寺)
【本堂】
本堂(華厳寺)
華厳寺は、西国三十三所の中で唯一近畿地方ではなく、岐阜県に所在します。公共交通機関で赴こうとするとなかなか大変なので、お盆休みの期間中に車に乗ってお参りしました。
本堂で御本尊さまに満願の御礼をお祈りし、御軸に御朱印を頂戴いたしました。今回は、華厳寺で西国三十三所巡礼が満願出来たこともあり、本堂の奥にある満願堂の十一面観世音菩薩さまにもお参り致しました。
【満願堂】
満願堂(華厳寺)
本年4月にふとしたきっかけで納経軸の仮巻を発見し、西国巡礼を始めた私ですが、西国巡礼をしてみると、寺院にもそれぞれ立地する土地に応じたご利益や由縁があることに気が付きました。多くの方々が1300年もの間、巡礼を続けてこられた霊場を廻ってみて、やはり多くの方々の「念」が込められたお寺や仏様は、私に素晴らしい「お力」を与えて下さるのだと感じました。この「お力」とは、科学的に何かを説明することは難しいですが、「気分がスッキリする」とか「何とも清々しいなぁ」という感覚を感じる、というものです。
【満願した納経軸】
満願軸
霊場巡りは時間や体力に余裕がないとできないことではあります。ただ、ご自身がお住まいの近くの神社仏閣を毎日お参りすることはできます。私にとってはそれが誓願寺様です。お寺の大きい小さいに関わらず、毎日お参りすれば何か目に見えない「お力」を賜れるのではないだろうか、と西国巡礼をして感じました。

千日詣りと洛陽霊場御寳印軸

盂蘭盆会が終わりました。ご先祖様方も大文字の送り火に照らされてあの世へお戻りになったことでしょう。
お盆の時期に私は清水寺にお参りしました。「千日詣り」の季節だったからです。
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この時期にお参りすると、一日で千日分の功徳があるとのことです。今年は西国巡礼と洛陽巡礼で訪れていましたが、また趣の違った清水寺に逢うことができました。
【仁王門】
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【風鈴と泰産寺三重塔】
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千手千眼観音さまと御縁を結んでいただき、弊社と有縁の方々の平安をお祈りしてきました。そして、先立って清水寺様に開眼供養をお願いしていました洛陽観音霊場御寳印軸を受け取りに伺いました。
【出来上がった御寳印軸】
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【開眼して頂いた箱書】
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御軸の一文字の部分は、弊社が誓願寺様の門前にあることに因んで西山紋でお願いいたしました。
お盆の時期に、更には千日詣りの季節に観音様を我が家にお迎え出来、仮巻を遺して泉下の客となった弊社先代も直に見てくれていたと思います。ご先祖様もきっと喜んでくれていることでしょう。
私自身、本年4月以降はとても多くの依頼や仕事が入るようになりました。観音様にお参りし、功徳を重ねていることがもしかすると関係しているのかもしれません。盂蘭盆会の時期に観音様を我が家にお迎えし、観音様と共にご先祖様をお見送りできたことは大変良かったなぁ、としみじみと感じた1週間でした。

無動寺明王堂参拝

盂蘭盆会の季節になりました。ご先祖様が皆様のお宅に帰って来られる季節です。


私は一人でいろいろな社寺をお参りすることは多くあります。お賽銭をお供えして、鐘をついて、お経と真言をお唱えする程度の最低限のことをするだけに過ぎません。一人でお参りしますから、それで良しとしてはいますが、「できればきちんと『お勤め』をしたいなぁ。」と常々思っています。
先立って私は比叡山の無動寺谷の明王堂へお参りする機会を得ました。ロープウェイか自家用車で比叡山の山頂までは行けますが、そこから無動寺谷へは徒歩でしか行くことはできません。その日も酷暑、大汗をかきながら、何とか明王堂に到着しました。
【明王堂】
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【明王堂前から琵琶湖を望む】
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明王堂はその名の通り、不動明王様をご本尊様とするお堂です。そして、生身(しょうじん)の不動明王様であらせられる大阿闍梨様がおいでになられます。
私がお参りさせていただいた際、大阿闍梨様によるお護摩に参じることができました。明王堂の中で、護摩の灯に照らされる御前立の孔雀明王様と大阿闍梨様の真っ白な浄衣の後ろ姿を拝して、不動真言をお唱えし続けました。最後に大阿闍梨様からお加持を頂戴いたしました。
【大阿闍梨様が登場されている動画】

いのり 比叡山延暦寺

お護摩を終えて、本当にありがたい気持ちになりました。そして何より、大阿闍梨様が常にお念珠を携えて下さるお姿を拝して、「何とありがたいことだろうか。」と深く感じ入りました。


これまで本ブログでもいろいろと語ってきましたし、頭では分かっていましたが、「お念珠とは実にありがたいものなのだなぁ。」と強く感じました。お念珠には値段の高低がありますが、そうした現実的な市場価値を超えて、実にありがたい、言葉では表現できない価値を有するもの、それがお念珠なのだと強く思った参拝でした。
盂蘭盆会でご先祖様を拝される際には、是非とも皆様の傍らにお念珠があることを願っております。

西国霊場巡り(その6・丹後国)

8月に入って、なお一層暑くなったように感じます。皆様、体調にはお気を付け下さい。


西国三十三所の霊場巡り、残すところ二箇寺となりました。今回は第28番札所の成相寺にお参りした際の様子をご紹介します。
先月の豪雨の影響で参道が通行止めになっていました。通行できるようになったので、お参りに赴きました。
【本堂】
本堂(成相寺)
【撞かずの鐘】
撞かずの鐘(成相寺)
成相寺の見どころとしてはやはり「撞かずの鐘」でしょう。お話としては次の通りです。
400年ほど前に成相寺で鐘を鋳造することになり寄付を集めたところ、ある長者の妻は寄付を断り、「お金の代わりに自分の子供を寄進する」と心にもないことを言ったそうです。鋳造の日に見物に集まった人の中に子供を抱えてその長者の妻は居ました。その長者の妻は誤って坩堝(るつぼ)の中に子供を落としてしまいました。出来上がった鐘は美しい音色を響かせていまし た。 しかし耳を澄ますと子供の泣き声のように聞こえたそうです。 人々はあまりの哀れさに子供の成仏を願って一切この鐘を撞くことをやめ、 それ以来「撞かずの鐘」と呼ばれるようになりました。(成相寺HPの説明から。)
このお話を読んで皆さんはどう感じられましたでしょうか?私は、人にとって「施し」というのは大切なことなのだと思いました。金銭ではなくても良いのです。「貧者の一灯」という言葉がある通り、無理のない範囲で人様や神仏への「施し」を忘れてはいけないのだなぁ、と思いました。そうした自分の「施し」がめぐりめぐって自らに対する「施し」に繋がるのではないだろうか、とも感じました。
【展望台から見た天橋立】
天橋立(成相寺)
成相山の山頂展望台から天橋立を眺めました。こうした自然の景色を眺めることで、昔の人々はそこに神や仏といった人間を超越した存在を感じたのだと、風を感じながら思いました。


残すはいよいよ第三十三番札所の華厳寺のみです。時間を見つけてお参りしたいと思っています。

※このブログは、多くの方々に念珠、仏教、京都に関心を持って頂くことを目的として、週に1回程度の頻度で更新して参ります。

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