1月 | 2019 | 春は花

安田念珠店 オフィシャルサイト

春は花

目黒不動参拝

物の見え方というのは感情に左右されてしまうと感じています。昨年、西国巡礼の最中で舞鶴の松尾寺を参拝した際に、馬頭観音様を初めて拝して、凄まじい衝撃を受けました。観音様と言えば大変に優しい表情をされているイメージが強く、「慈母観音」に代表されるように微笑んでいる表情が多く見られます。それに対し、馬頭観音様は忿怒の表情で、「観音様にもいろんな表情があるなぁ。」と感じたのを覚えています。
馬頭観音様を拝してから、不動明王様に対する見方が変わりました。不動明王様に対して、私はどちらかと言えば怖い印象を持っていましたが、忿怒の表情というのは「魔を退散させ、煩悩や悪縁を断ち切る」ためなのだと知って、「怖い」という感情から「ありがたい」と思うようになりました。


さてさて、先立って東京に赴いた際に、少し時間があったので目黒不動にお参りしました。
目黒不動
正式には「泰叡山瀧泉寺(たいえいさんりゅうせんじ)」と言います。地名になっていることからもお分かりの通り、巨大な堂宇を誇る大寺院です。
最近の私の関心は、目黒不動を含めた五色不動(目白・目黒・目赤・目青・目黄)の配置、そして寛永寺と輪王寺、江戸城を含めた配置がどういった思想に基づいていたのか、というものです。恐らく易学や陰陽五行思想に関連しているとは予想できますが、江戸から「魔を退散させる」という徳川家康の思いが込められているように感じています。
不動明王様は、何か願い事を叶えてくれるというよりも「無魔に(難無く)過ごせる」ように護って下さる仏様なのだと目黒不動をお参りして感じました。雑感ですが、今週はこんなところです。

時を経た教え

関西に住んでいる方々にとっては、昨年6月の大阪府北部地震が記憶に新しいかと思います。その関西では阪神大震災がやはり極めて大きな衝撃を持って未だに語られています。
1995年1月17日が阪神大震災発生の日ですが、その前日の1995年1月16日に1人の高僧が旅立っておられました。相国寺の管長様であらせられた止止庵 梶谷宗忍老大師様です。(詳しくはこちらをご覧ください。)
個人的には2回ほどお目に掛かったことがありました。当時は幼児だった私でさえ「細い御方だ」と思ったと同時に、優しく接して頂きながらも全てを見透かされているような、強烈な印象を受けたのを覚えています。そして遷化された翌朝が阪神大震災、幼いながらも私の記憶に極めて強く刻まれている老大師様です。
今週、その止止庵老師様の二十五回忌法要がありました。
【止止庵老師様揮毫の「無」】
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大学生になってから、弊社とのご縁だけでなく、私の所属していたサークルと止止庵老師様との間に極めて深いご縁があったことが分かりました。止止庵老師様は書籍を多く著しておられ、そういった書物を読んで勉強する機会にも恵まれています。
二十数年経ってから、「あぁ~、あの止止庵老師様がこう書かれていたのか。」と思えるのも、お目に掛かった私自身の経験があってこそだと思います。人との出逢いは、その時一瞬の出来事ではありますが、後々に大きな影響を与えるものなのだと、とても感じ入った一週間でした。

春は花

新年あけましておめでとうございます。本ブログ共々、安田念珠店を変わらずご愛顧ください。
さて、昨年末に弊社に有縁の方から、山形の啓翁桜(けいおうざくら)を頂戴いたしました。平成最後の天皇誕生日に頂戴した際には芽がついた状態でしたが、そこから年越しに向けての約1週間かけて、内助の功がありお正月に合わせて花が咲きました。
2019年頭桜
桜と言えば4月の入学シーズンを連想しますが、お正月に合わせて咲く桜も良いものです。弊社本店では入り口で桜が出迎えてくれます。本年は何か上手くいきそうだなという気持ちを抱いて新年を迎えることができました。
「目のお正月」を皆様に楽しんでいただきながら本年最初の投稿にしたいと思います。

※このブログは、多くの方々に念珠、仏教、京都に関心を持って頂くことを目的として、週に1回程度の頻度で更新して参ります。

安田念珠店

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