11月 | 2019 | 春は花

安田念珠店 オフィシャルサイト

春は花

浅草寺・朝座勤行

更新が遅くなって申し訳ありません。依頼があると断れない性分で、いろいろなことが重なってしまいました。お詫び申し上げます。
11月16日(土)に東京で勉強会に参加し、別件で翌17日(日)に用務が入ったので、16日の夜は東京に宿泊しました。折角なので、坂東の札所巡りをしようと思って浅草に泊まりました。
【夜の浅草寺】
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時間が取れず写経を出来ていなかったので、浅草寺の朝座勤行に参列して参りました。(浅草寺のHPに案内があります。)
【開扉直後の本堂】
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現在(冬季)の開扉の時間は午前6時30分です。開扉直後に内陣に入れて頂いて早速朝座勤行が始まりました。天台宗系の聖観音宗のお寺である浅草寺ですから『台宗課誦』という経本を持参して参りました。法華懺法(ほっけせんぼう)を終えた後に観音経を読誦、その後に脇侍の愛染明王さまと不動明王さまの御前でそれぞれの供養が為されておられました。
いろいろな法要に参列している私ですが、法華懺法と観音経の読誦のスピードに付いていけませんでした、毎日のことですから、僧侶の方々も参拝の方々もほぼ暗記されておられ、スピードが非常に早く、まだきちんと目覚めきれていない私には目で追うのがやっとでした。
【朝座の後に本堂から】
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【二天門から撮ったスカイツリー】
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40分ほどして本堂を退堂した際に朝日に照らされて気持ちが良かったです。予想以上に朝座に参列するのは気持ちが良いものです。三文以上の得をした気分になりました。

八千枚護摩供~山を巡り~

11月、個人的には今月はあまり予定が無いと思っていたのですが、何だかいろいろ立て込んでおります。いろんなことが延び延びになっており申し訳ございません。
先週末になってしまいますが、11月2日(土)に比叡山の無動寺谷明王堂をお参りしました。11月2日は回峰行の祖・相応和尚の御命日にあたり、それに合わせて法要と八千枚護摩供が厳修されました。私は開闢(かいびゃく:始まり)の座をお参りに行きました。
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明王堂は小さなお堂ですが、こうした行事の時には溢れんばかりの方々が参集されておられます。悩みや苦しみを抱えた方が少なからず居られ、また心願成就を願う方がこれほどに多いのだなぁ、と感じます。便利になった現在を生きる私ですが、「お不動さん、どうかどうか!!」と願っておられる方々を間近に見て、弊社の存在意義というものを強く感じます。大阿闍梨様が一心に多くの方々の願いを不動明王様に祈っておられる姿に「ありがたい」という一言しか思い浮かびませんでした。本当にありがたいご修法だと感じました。いろいろと用務があって、翌11月3日の結願の座には伺えず残念でした。


翌日は夕方に自宅を出発し、信貴山へ向かいました。こちらは信貴山朝護孫子寺の大本山成福院さまで11月3日から10日までの1週間に亘り計21座のご修法が為されます。私は開白(かいびゃく:始まり)の座に伺いました。
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先の20座は前修行ということで、11月10日の21座目が本座となります。前修行の座は秘密行が行われます。
【衝立の向こうでは秘密行が行われています】
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秘密行が終わると本堂に入ってお参りできました。こちらでは護摩壇の脇でお参りをさせて頂きました。
【初座修法後の本堂】
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近時御縁ができて、私は隔月で伺っていることになります。御縁というのは不思議なものだと感じます。


天台宗と真言宗は密教と言われます。主に国家安泰(鎮護国家)の為に国家宗教となっていた時期があります。私は今回、ご真言や般若心経を式衆の僧侶の方や参拝の方々とお唱えしながら行者様のご修法を見守っておりました。天皇陛下御即位に関する行事の模様をテレビで幾度となく拝見しておりましただけに、こうした伝統的なご修法が今も脈々と続き、人々の平安を願い祈る修行が日本各地で行われていることが真にありがたいことだと感じました。
弊社の扱う念珠は、こうした凄まじい行をなさる行者様の傍らにいつもある物で、本当にありがたい商品を扱っているのだなぁ、とつくづくと感じました。

叱ってもらうことのありがたさ

11月になりました。もう完全に秋ですね。
毎年5月1日と11月1日の入制開講式(修行期間の始まり)に臨済宗の僧堂に伺っております。昨日の入制開講式にも参列して参りました。
昨日は『臨済録』についての提唱でした。「真仏無形、真道無体、真法無相」のお話でした。一言で解釈することは難しいですし、私にはそうした解釈をする力はありません。
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綺麗なお庭を眺めながら、「工夫」ができる人(自在に動き、自在に佇むことができる人)となるにはどうすればよいのかに思いを馳せました。やはり、こだわりなどを捨てて行くしかないのだと感じます。意思は持たなければなりませんが、仏や人に教えを受け成長していくためには、反発心やこだわりなどを捨て、素直に受け入れていくことが何よりも大事なのだと思いました。
人は年を経る毎に知らず知らずのうちに独自の「こだわり」が生まれ、人の指摘を素直に聞けないことがあります。私もいろんなこと教わりますが、時々反発心を持つことがあります。しばらく時間が経てば大して気にならないのですが、「叱ってもらうことのありがたさ」に気が付くことの難しさを日々痛感しています。
自分自身を成長させていくためには年齢は関係なく、様々な人々に「叱られる」(「怒られる」とは違う)ことが大切なのだと思います。私は「叱られる」ことを「鋭いツッコミ」だと思っています。自分自身の「ボケ」に対して「なんでやねん!」という気持ちで「鋭くツッコミ」を入れて下さる―――こうしたことにありがたさを感じる心を持ち続けたいと思いました。

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