弊社には上の画像の書が掲げられております。
この書は弊社の本店営業部が竣工した記念に当時の醍醐寺の門跡様であらせれた岡田宥秀猊下(1907年-1985年)が揮毫して下さったものです。
弊社の本店営業部竣工以来ずっと掲げられています。1985年(昭和60年)に完成致しましたので、もう30年以上もの間、私達を導いて下さっております。
「大覚」という言葉は「夢から覚める」、つまり「この世は非現実なのだ」ということを教えてくれています。
「祈り」は、身近な人が亡くなったり、大震災などのどうしようもないことが起きた時に行うのが常です。
「祈り」が基盤にある念珠――私達の扱う商品は世の儚さを知らずして扱えないのです。
この書を掲げ続けているのは、「私達が世の儚さを忘れてはならぬ。」という弊社先代からの変わらぬ心意気の現れなのです。
USBメモリー紛失などの卑近な例からでも「世の儚さ」を感じることは実は大切なのかもしれません。