伽羅や沈香など、数珠材の中でも最高級の部類に入る香木。
その種類と特徴、現状について解説しています。
念珠に用いられる香木には
があります。
一般的にお線香等に入れられていますので、一番知名度があると思います。
香りは約2年程持ちますが、その後は匂いは薄くなり色艶を出して楽しんで頂きます。
白檀は香木のなかでも最もお求め安い価格で入手できますが、ここ数年材料が不足し、価格がそれまでの倍に高騰しました。
▲白檀尺二丸腕輪共仕立般若心経入
現在は資源が枯渇し、インド産のものが入手困難となっております。安田念珠店はインド産の商品のお取扱いもございますが、一部インドネシア産となりつつあるのも現状でございます。
念珠(数珠)業界では大きく分けて下記の2種類に分かれます。
・ 沈香
・ 上沈香
中でも、上沈香の材料は年々少なくなっています。
▲沈香二双法華共仕立
お線香等などの場合は粉状にするため部分を問わず加工できますが、念珠は材料の中心部分のみしか使用できませんので割高になります。(材料の周囲を使用して玉を切り出しても、割れがきたりひずみが出たりしますので、使用致しません。)
そのため、お線香の種類の分け方とお数珠業界の種類の分け方は異なります。
▲伽羅念珠材
▲こちらは製薬会社が伽羅と沈香の香りの差を分析した結果のグラフです。左が伽羅、右が沈香で、それぞれの左端を見ると 伽羅が著しく高い数値を示しているのが判ります。
▲伽羅念珠材
▲こちらは製薬会社が伽羅と沈香の香りの差を分析した結果のグラフです。左が伽羅、右が沈香で、それぞれの左端を見ると 伽羅が著しく高い数値を示しているのが判ります。
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