「念珠のはなし」第2話 ‐ 天和3年(1683年)創業の安田念珠店

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第2話 その起源
今、私達が使う念珠(数珠)は仏教の伝来とともに大陸から伝わり、日本の仏教の歴史と共に進化し今日至っています。その起源は、仏教と同じく古代インドにあります。

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ご存じの様に、仏教はお釈迦様によって 紀元前六世紀頃 (諸説があります) 成立しました。その時、仏教は当時古代バラモン教が使っていたと思われる念珠の原型を取り入れました。それが、仏教における念珠の起源です(キリスト教で使われるロザリオもインドから伝わったといわれています)。

その後、北伝仏教と共に念珠の原型は北インドから中央アジア、そしてシルクロードを経て中国に伝わり、その後朝鮮半島を経て紀元六世紀にその終点の日本に伝わります。そして、日本仏教の発展の歴史の中で進化を遂げ、現在我々が見る様々な様式の念珠が出来上がるのです。言い換えれば、世界中で最も進化した念珠が日本で見られるといってもよいのです。

仏教では他の宗教のことを「外道」と呼びますが、その外道の本尊の持物に念珠の原型があったとの古代インドの記録があるそうです。

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