数珠の安田念珠店オフィシャルサイト TOP > 念珠の話 > 第1話 寺町通六角
当時、誓願寺は京都でも有数のお参りの多いお寺で、多くの参詣客で溢れていたのでしょう(現在、誓願寺は、浄土宗 西山深草派(じょうどしゅう せいざんふかくさは)の総本山として、京都一の繁華街 新京極の真ん中に位置します)。その参詣客を相手に念珠(数珠)を商い始めたのが、私共の店の起源であろうと思われます。以来三百三十余年、同じ場所で、同じ商品を、十代にわたって作り、商って参りました。明治以降も日本の仏教の首都であった京都だからこそ、この歴史と伝統を保ってこられたのだと思います。
※1
寛永4年(1627年)以降約50年にわたって、三条寺町誓願寺前の安田十兵衛なる人物が版元になり、「曽我物語」や「往生要集」などの20以上の書物を刊行しています。私共の店のルーツに関係がある人物かも知れません。
※2
豊臣秀吉は天下統一の後、京都の大改造に着手しました。その中の一つが寺町通の造営です。鴨川を改修し、その河川敷を広大な市街地に替え、そこに市街地に散らばる寺院を集め寺院街を作ったのです。その中の一つが西陣から移って来た誓願寺です(「本能寺の変」で有名な本能寺もこの時、四条堀川から移って来ました)。
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