コロナウイルスの影響が色々な所で出ています。
夏の風物詩である葛川夏安居(かつらがわげあんご)という修行の期間があります。行者様方は比叡山麓の坂本から葛川息障明王院(かつらがわそくしょうみょうおういん)まで徒歩で向かわれ、約1週間のお経の集中お稽古をなさいます。(詳しいことは葛川息障明王院のHPを参照。)
この葛川夏安居が本年は中止となりました。多くの行者様がお集まりになることを考えれば、感染の危険性が高いと言えますが、少し残念です。
近畿三十六不動尊霊場をお参りしているので、昨年の大晦日でしたが、葛川息障明王院さまへお参りに行きました。


御本尊様は千手観音さま、脇侍に不動明王さまと毘沙門天王さまがおられます。雨が降っていた日ですし、年の瀬でしたので、参拝者は私だけでした。(御本尊さまについては詳しくは葛川息障明王院のHPを参照。)

観音さま、お不動さま、毘沙門さまと近時お参りしている仏様が一堂に会しておられ、個人的には大変感動しました。ひっそりとしたお堂に立派な仏様が鎮座されていることに感動を覚えたのです。

参拝を終えた後、駐車場からお堂の方面を見ると霧がかかっていました。こうした歴史ある場での伝統的な修行が目に見えぬウイルスで中止になったことは本当に残念です。来年は本来の形で実施されるようにお祈りしています。
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