節分にお参りすること | 春は花

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節分にお参りすること

本ブログにいろいろ書いていると、「神仏のことに詳しいのね?」などと声を掛けて下さることがよくあります。詳しくはありませんので、趣味の範疇を越えません。私の書いていることは体験したこと以外は伝承などの確たる証拠のないものが殆どです。体験したことは確実に残そうとして、お寺にお参りに行った際にどういう順序でどういったお経を読誦するのかを書いております。これに関しては、一部の方から大変参考になると有難がられております。今回は伝承の類の話ですが、節分について書いてみたいと思います。
本日は2月3日です。「節分」という言葉はコンビニなどでも沢山踊っています。しかしながら、この節分という日にはどういう意味があるのでしょうか?簡潔に言えば立春(2月4日)の前日です。ちなみに、来年2021年は立春が2月3日なので節分は2月2日です。
昔の暦だと立春から1年が始まりますので、節分は大晦日に近い位置づけだったようです。ですので皆様が1月に新年会を催された場合は、それは昔の暦だと「忘年会」になってしまうのですね。なかなか面白いように思います。
節分に多くの寺社で「星まつり」が行われています。一部のお寺などでは冬至に星まつりが行われます。「星まつり」は天と地が最も近いと考えられた日に天に居る神仏へ祈りを届けるために行われた祭典が始まりのようです。それが年の変わり目である節分に行われるようになったそうです。
小難しい話はここまでにして、節分にはどういうことをすれば良いのでしょうか?よく言われるのは、氏神様にお参りしましょう、ということです。誕生日には産土神社(うぶずなじんじゃ;初宮参りをした神社と考えて頂いて結構です。)にお参りしましょうと言われますが、これと同じく節分には氏神様にお参りするのが大事だと言われます。どなたでも今住んでいる家の下には必ず土がある筈です。その土には様々な気(パワー)があり、それを司っているのが氏神様なのです。
いろいろなパワースポット巡りも良いのですが、今の住まいを護って下さっている氏神様と御自身の生まれた土地の産土神様へ感謝するのは、現在元気に生きている以上当然と言えば当然なのかもしれません。
私の場合は産土神社も氏神様も八坂神社となります。というわけでお参りに行ってきました。
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神様や仏様に感謝するのは、結局はそれほど高尚なことではなくて、自分自身のルーツを見つめ直す良い機会なのだと思います。いろいろなことが毎日ありますが、気が滅入らないように魔滅(まめ)を沢山撒いて一年を魔がなくお過ごしください。

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