「夢」とは儚いもので | 春は花

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「夢」とは儚いもので

寒い季節です。こう寒いと体調を崩してしまう方が多いようにも思います。
僧侶の方とお付き合いすることは多いのですが、その殆どは安田念珠店を通じてお知り合いになる方です。しかしながら、そうではない方も居られます。私が大学生の頃に所属していたサークルの先輩に、大学卒業後に発心して出家し禅僧となられた方が居られます。秋の合宿の際にご指導くださったことはよく覚えています。その時は「無言のご指導」でした。
数年前に「余命三か月と言われたよ。」と笑いながら告白され、私は驚愕の思いをしたことを覚えています。それからはお電話などでお話する機会もいただき「有言のご指導」を頂きました。その和尚様が先日旅立たれました。
最期の詳細については、円覚寺派管長の横田南嶺老大師様が書かれておられますのでそちら(その1その2)にお譲りします。
昨年末、新年早々法話会をなさるご案内を頂戴していました。予定が詰まっていましたが、「行っても良いかな」と思ったものの、怠惰な私は結局伺いませんでした。後悔の念をこれだけ持ったのは久方ぶりのことです。
葬儀に伺い、最後のお別れをしました。確かに悲しかったのですが、悲しみとは何か違う「儚さ」というか「名残惜しさ」というか、そういった感情を覚えました。
勿論私も今日命を終える可能性を持っているのです。だから、一日一日、一瞬一瞬を大切に一生懸命生きねばならないのだと痛感しました。
個人的な感想で恐縮ですが、今回は追悼の記事としたいと思います。

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