暑さが増してきました。季節は廻ります。
春から夏に季節が巡るこの季節、風を一番気持ち良く感じる日々です。風は目には見えないのですが、日本人は風にいろいろな名称をつけてきました。
上の掛軸は団扇に「松風」「薫風」と書いてくださったものを表装したものです。こういうものを愛でると、何だか涼しいような気がします。
今日吹いた風はどういった名前だろうか、と風に思いを馳せるのも実は結構楽しいことです。風に故人の思いを感じたり、恋人の想いを感じたりなどなど、風というのは身近なもので同じ風でも人によって名称が異なります。風の名で人の感性が分かるような気もします。
心地よい季節、風の名を考えてみるのも良いかもしれません。
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