技術の伝承 | 春は花

安田念珠店 オフィシャルサイト

春は花

技術の伝承

5月が半分過ぎてしまいました。五月病になっておられませんでしょうか?個人的にはてんてこ舞いな状況で五月病にはなっておりません。


さて、ゴールデンウィークは1日だけ個人的なお休みがありましたので、清水寺へお参りに行きました。
先日ご紹介した西国三十三所の集印軸は弊社の先代が満願した一幅ですが、折角なら私もということで「思い立ったが吉日」、巡礼を始めました。大変な時間が掛かりそうですが、のんびりと続けて行こうかと思っています。
洛陽(京都市内)にも三十三所観音霊場があります。西国霊場の写しで、後白河法皇の際に成立したと言われています。観音信仰は古い時代から続いていたのだなぁ、と感じる次第です。
清水寺
写真の通り、現在「清水の舞台」で有名な本堂は再建工事中です。釘を1本も使わずに多くの参拝者や伽藍を支えている構造を考えた古の人々は実に賢かったと思います。
こうした日本の古からの技術を見るたびに、私はこうした技術が今後も伝承される必要性を感じるのです。現代は何もかもが便利になり、特に機械で色々なことができるようになりました。迅速性の面では機械で処理することは優れているかもしれません。しかし、永く遺すという面においては、脈々と伝承されてきた技術によって為される物の方が優れているように感じます。
若い世代の人々が、日本で伝承されてきた技術の再評価する素地を残すため、弊社も手作りにこだわってお念珠を製造して参りたいと考えています。
雑多な感想ですが、本日は私の所見をお話しました。

安田念珠店

〒604-8076 京都市中京区御幸町通三条下ル海老屋町323

TEL:075-221-3735 FAX:075-221-3730

E-mail:yasuda@yasuda-nenju.com

受付時間:平日(月~金曜日)AM9:00~17:30まで