本ブログは「春は花」という名ですが、春の花と言えば桜ですね。昨日、私は清浄華院様へお詣りに参りました。春分の日、つまり3月20日に桜が咲いておりました。この桜は「蜂須賀桜」というそうです。詳しくは清浄華院様のホームページをご覧ください。

さて、この1か月ほど、縁あって私は全国のお寺様にお詣りをさせて頂いております。本日はそのうちの1つをご紹介させていただきます。
「日本三景」というと、松島(宮城県)、天橋立(京都府)、そして宮島(広島県)の3つのことを指します。今回ご紹介するのは宮島です。
【海から臨む鳥居】

【宮島から臨む鳥居】

宮島というと、イメージは厳島神社、牡蠣(毎年2月の「宮島かき祭り」が有名ですよね!)といったところでしょうか?厳島神社は「海に浮かぶ神社」として世界的に有名で、UNESCOの世界文化遺産にも登録されています。昨年のG7外相会議でも出席した各国外相がここに赴きました。(詳細はこちら。)
宮島(正式名称は厳島)には、厳島神社だけでなく、仏教寺院もあります。大聖院というお寺で、このお寺の開基(お寺を開いた僧侶)は、何とあの弘法大師・空海様なのです!(伝承によるもので、記録はなく真偽は不明です。)
【仁王門】

【御成門】

【御成門から鳥居を臨む】

【勅願堂】

明治以前は、仏教と神道は習合していましたから、厳島神社と大聖院が別のものというわけではなく、一体のものとして、島全体が信仰の対象となっていたのです。
宮島を歩くと、鹿があちらこちらに居ります。これは鹿が神使(しんし)であることに由来します。この神使という考え方は、神道と仏教を超えて様々なところで見て取れます。次回は、鹿ではなく別の生き物を神使とするお寺様をご紹介することにいたします。

本日は、春の訪れをお知らせしつつ、宮島参詣をご紹介しました。