春が来たら。。。 | 春は花

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春が来たら。。。

00023春来草自生 20170210_A
寒い日が続きますが、2月も残り1週間を切りました。もうすぐ春がやって来ます。
今日は季節にあわせて「春」のお話です。
春は心地よい季節ですから「春爛漫らんまん 」といった言葉や、冬の時期のことを指すにもかかわらず「小春日和こはるびより 」といった言葉が昔から使われてきました。こういった言葉を耳にすると、暖かさをイメージしてしまいます。
禅の言葉(禅語)にも春の言葉があります。「春来草自生」という言葉です。読み下すと「春来たらば、草おの ずから生ず」もしくは「春来たって、草おの ずから生ず」となります
(右の画像の掛物は京都・龍寶山大徳寺管長・高田明浦老大師様が揮毫なさったものです。)
言葉そのままの意味を捉えれば「春が来ると草は自然と生えてくる。」という意味になります。当たり前のことのようですよね!?
この言葉をどう捉えれば良いでしょうか?私は次のように考えています。
草が生えてくるのは春になってからです。つまり、「春」という適切な時期ならばこそ草が生えるのです。夏や秋や冬では草は生えては来ません。
皆様方ご自身の身に置き換えて考えてみて下さい。会社でも、新入社員と入社10年目の社員ではできること、やるべきことが違います。例えば、新卒社員がいきなり一大プロジェクトのリーダーにはなれません。人にはそれぞれ、今の役割、適切な役割があります。「今を一生懸命に生きる」ことも、今の自分自身の能力と与えられた役割とを正しく認識してこそ可能なのではないでしょうか?
春の訪れを心待ちにしながら、今日は「春」について考えてみました。

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